子宮外妊娠−【腹痛下痢便秘症状病気】
子宮外妊娠の症状
子宮外妊娠は、急な下腹部の痛み・少量の出血・月経の遅れ・冷や汗・吐き気・嘔吐・動悸などの症状がでる病気です。
子宮外妊娠を放っておくと、お腹の中で大量出血することがあり、ショック状態に陥ることもあります。
卵子と精子が出会い受精卵ができますが、通常ですと子宮に着床して、少しずつ赤ちゃんの形になっていきますが、子宮外妊娠では、子宮以外の部分に着床してしまいます。
着床する場所は、卵管・卵巣・腹膜などがあり、特に卵管に着床してしまうことが多く、約8割程度を占めます。その次に多いのが卵管で、約1割程度です。
子宮外妊娠の頻度は、全妊娠数の約1〜2%、全分娩数の約2〜3%とされています。
子宮外妊娠の原因
子宮外妊娠の原因としては、先天的に卵管が狭いことや、クラミジアなどの感染症で、卵管が狭くなったり細くなったりしていて、受精卵が子宮に進めず卵管に着床してしまうことが考えられます。
また他の原因としては、受精卵を送り届ける機能が弱いこと、また受精卵に問題があることなどが挙げられます。
子宮外妊娠の治療法
子宮外妊娠を放っておくと破裂などを引き起こし、母体の命にかかわることもありますので、母体を優先した治療法になります。
症状が悪化していて、出血していたり全身症状が出ている場合は、外科的手術により着床している箇所(卵管や卵巣など)を摘出します。
卵管や卵巣は左右に2つありますので、片方を摘出したとしても、今後妊娠は可能です。
検査等で早期発見ができ、症状が落ち着いている場合は、自然に流産するのを待つこともあります。
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