慢性膵炎−【腹痛下痢便秘症状病気】
慢性膵炎の症状
慢性膵炎は、左上腹部の痛み・背中の痛み・肩の痛み・全身倦怠感・下痢・口の渇き・多尿・黄疸などの症状がでる病気です。
腹痛と背中の痛みは、持続・反復することが特徴的です。
アルコールを長期的に飲酒している40〜50歳代の男性に多いという特徴があります。男女比はおよそ男2:女1です。
慢性膵炎の原因
慢性膵炎の原因の大半はアルコール(68%)ですが、次に原因不明の特発性(20.6%)、胆石(3.1%)と続きます。
長期的にアルコールを摂取することによって、膵臓に炎症が起こり、進行すると膵臓の細胞が壊れて、線維化(膵臓の細胞がこわれ、線維が増えて硬くなる状態)すると、二度と元には戻りません。
慢性膵炎の治療法
アルコールが原因の場合は禁酒をし、炎症が鎮まるのを待ちます。脂肪分の多い食事は膵液の分泌を促しますので控えます。
腹痛がなかなか治まらない場合や、痛みが強い場合は、鎮痛薬や鎮痙薬、消化酵素薬や膵酵素阻害薬などを使用します。
結石が原因の場合は、体外衝撃波結石破砕療法や内視鏡治療により、結石を除去します。
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